運送ビジネスはサービス業なのか? 会社の将来を左右する従業員の意欲【短期連載】どうなる?これからのトラックドライバー(1)
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働き方改革による労働時間上限規制や自動運転・無人運転トラックの出現など、運送ビジネスは10年以内に大きく変わる可能性が高い。これからのトラックドライバーはどうなるのだろうか。
「サービス業になれば生き残れる」…運送会社の目論見は正しいのか?
ドライバーのモチベーションは、時として運送会社の将来を左右する。
A社のようにドライバーたちのモチベーションが低く、変化を嫌い現状維持を望んでいる状況で新しい仕事を獲得しようとするのは、明らかにリスクだ。下手をすればドライバーの離職ドミノを生み、現状の仕事すらも維持できなくなる可能性がある。
一方、B社では、文字通り身を切って古い社内文化の改革を断行したことで、モチベーションの高いドライバーを揃え、成長を遂げることができた。B社躍進のポイントは、トラックドライバーのサービス業化である。
だがしかし、B社を真似て、ドライバーがサービス業のマインドを備えさえすれば、どんな運送会社でも将来は安泰かというと、それは間違いだ。
その理由については、次回にて考えよう。