二種免許はもちろん不要! 自家用車の「送迎ボランティア」は高齢化社会の救世主になれるのか

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高齢者の単身世帯などが増加し、自力での移動や外出が困難になるケースが散見されている。そこで注目されるのが「送迎ボランティア」だ。

明確な利用方法が成功の基

「送迎ボランティア」のイメージ(画像:写真AC)
「送迎ボランティア」のイメージ(画像:写真AC)

 長野県松本市梓川地区や塩尻市では、社会福祉協議会が窓口となって「送迎ボランティアの募集」をしている。例えば塩尻市では、

・利用日の1週間前までに予約(片道月6回まで)
・利用料は燃料代実費として「1km当たり15円」とし、降車時に支払う
・原則市内のみ
・送迎時間は午前8時30分から17時15分まで(土・日・祝除く)
・送迎の介助は行わない

などと、利用方法が決められている。

 このように、社会福祉協議会などが利用方法を明確にした上で送迎ボランティアのルールを整えれば、支援者、利用者ともに安心して利用することができるようになる。

 今後も深刻な問題として懸念されている少子高齢化社会。送迎ボランティアが高齢者のために活躍していく可能性はまだまだ広がっていきそうだ。

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