三菱の欧州「新型コルト」9年ぶり復活も 外見がまんま“ルノー・クリオ”なワケ

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三菱自動車はヨーロッパ市場向けに新型コルトを10月に投入すると発表した。あくまでもヨーロッパ向けであり、日本で販売される予定はない。

ヨーロッパで新型コルトを販売開始

新型コルト(画像:三菱自動車)
新型コルト(画像:三菱自動車)

 2023年6月はじめ、三菱自動車はヨーロッパ市場向けに新型コルトを10月に投入すると発表した。新型コルトは、ハイブリッド車(HV)ひとつとガソリン車ふたつの計3モデルとなる。

 HVは、1.6Lガソリンエンジンに駆動用と発電用のふたつのモーター、マルチモードの自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた仕様である。一方、ガソリン車は、1.0Lガソリンターボエンジン6速MT、1.0Lガソリンエンジン5速MTとなる。

 日本で三菱自動車コルトと聞くと、1962(昭和37)年に登場したコルト600をはじめ、2002(平成14)年に登場したコンパクトカーを思い浮かべる人が多いだろう。しかしながら、ヨーロッパでコルトというと事情が少し異なる。というのも、日本でいうミラージュが、ヨーロッパでは

「コルトとして販売されていた」

のだ。

 三菱自動車は1978年から2014年にかけて、ヨーロッパにおいてコルトを120万台以上販売してきた実績がある。この過去の実績からか、9年ぶりに復活するコルトは、好意的に受け止められている。

 写真を見ると、精悍(せいかん)なマスクがかっこいいと素直に感じる。ちなみに、あくまでもヨーロッパ向けであり、日本で販売される予定はない。インターネット上において

「なぜ日本で販売されないの」

と、残念に思う意見が散見されているのも無理はない。

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