昭和レトロな自販機の宝庫 「オートパーラー」はなぜ今でも残っているのか

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「オートパーラー」をご存じだろうか。日本語に訳せば、さしずめ「全自動飲食店」といったところだろうか。一般的には昭和40年代後半から昭和50年代にかけて増えたといわれている。

オートパーラーが存続したワケ

食品自販機が並ぶ様子(画像:チェリーピッキングT永)
食品自販機が並ぶ様子(画像:チェリーピッキングT永)

 さて、そんな経緯がありながらもオートパーラーが存続したのはなぜか。それは、

・大半が個人経営レベル
・ゲームコーナーなどの併設

などが要因だろう。

 機器を一度設置すれば、その後の投資はさほどかからない。かつ、ゲームコーナーなどで売り上げの帳尻が合うため、存続してきた店舗が多いといわれている。

 存続している店舗では、食品自販機のメンテナンスも自前で行っていることが多い。近年では、昭和レトロな雰囲気に魅せられ、新たに食品自販機を並べた店舗がオープンした事例もある。レトロなばかりではない。

 店舗での人手不足が問題になっている昨今、オートパーラーは、人件費のかからない手段として、改めて脚光を浴びるかもしれない。

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