内燃機関にこだわる「マツダ」 業績絶好調なワケ

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マツダは2023年5月、2022年度の通期決算を発表し、過去最高の売上高となった。これまでの同社の変遷を通して、その要因を分析する。

成功の背景に部門一体化

マツダのウェブサイト(画像:マツダ)
マツダのウェブサイト(画像:マツダ)

 現在、

・CX3
・CX30
・CX5
・CX8
・CX60

がSUV、さらに小型車やセダンのMAZDA2・3・6がクリーンディーゼル搭載モデルである。8車種もラインアップしているのは、日本ではマツダだけだ。

 マツダの快進撃のスタートは、2012(平成24)年に発売となった初代CX5あることは万人が認めるところだ。SUVの代名詞ともいえるトヨタハリアーが2代目発売の2003年から10年以上もフルモデルチェンジをしなかったなか、まさに“カウンターパンチ”ともいえるデビューであった。

 最も注目すべきは、クリーンディーゼルを「SKYACTIV-D」という独自の技術ネーミングで主力モデルとしたことだ。

 当初、この打ち出し方を疑問視する声も多かったが、トルクフルな走りにより、高速では低回転で、想像以上に静かなことから消費者が飛びついた。デザインも「魂動(こどう)」と銘打ったコンセプトで現代的になり、広島カープのヘルメットと同様の深紅のカラーのSUVが売れた。

 この成功の背景には

「生産部門と開発部門の一体化」

などが理由に挙げられているが、何よりも「走りが楽しいSUV」という存在を、技術からデザイン、そして実際の走りまで一貫して打ち出したことが大きかった。

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