妊婦の認知度「約9割」 陣痛時の移動手段として超便利な“専用タクシー”をご存じか
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日本交通が、2012年5月から都内で運行している「陣痛タクシー」。今では数々のタクシー会社も同様のサービスを行っており、利用できる地域も広がっている。
妊婦認知度「86%」
日本交通(東京都千代田区)が、2012(平成24)年5月から都内で運行している「陣痛タクシー」。今では数々のタクシー会社も同様のサービスを行っており、利用できる地域も広がっている。
陣痛タクシーは「マタニティタクシー」とも呼ばれ、陣痛時に使えるタクシーだ。東京ハイヤー・タクシー協会の資料によると、「事前登録により24時間365日いざという時に病院へ向かうことが可能で、タクシーに乗車してからの道案内も不要」とあり、
「都内法人タクシー約3万1000台の約70%が対応可能。都内の妊婦の約7割が登録し、約4割が出産時に利用している」
という。
また、前述の日本交通が2020年1月に行ったアンケート調査によると、「妊娠・出産の経験がある」と答えた女性3692人のうち、「86%」にあたる3171人が
「陣痛タクシーを知っている」
と回答。また、そのうちの1467人が「サービスに登録した」という結果もある。
認知度と利用率が高い陣痛タクシーだが、実際どのようなサービス内容なのか、需要が増えている理由とともに追究していこう。