日産サクラに「オタク要素」はいらない! 国内EVシェア“4割超え”で見えてきた、「普通っぽさ」という躍進への萌芽

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日産自動車が開発した軽自動車規格のBEVである「サクラ」が発売開始から1年が過ぎた。その間の累計販売台数は、2023年3月19日の時点で約4万2000台に上っている。

インバーターの「永久保証」を

日産自動車のウェブサイト(画像:日産自動車)
日産自動車のウェブサイト(画像:日産自動車)

 もうひとつ、BEVを構成する重要パーツのなかで、最も高価なのは

「インバーター」

である。

 車種にもよるが、大容量バッテリーと高出力モーターを搭載したモデルではパーツ交換に100万単位での費用を要する。サクラの場合そこまで高価ではないかもしれない。しかしできればインバーターに関しては

「永久保証」

などの措置を取るなどすれば、実用品としての価値は一層高まることだろう。

 日本の軽自動車は、世界的に見て独自の進化を遂げたユニークなカテゴリーであり、しかもその可能性に注目している国と市場は少なくない。

 繰り返しになるが、サクラをきっかけに軽自動車とBEVの未来がより明るくなることを期待したい。

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