山手線が昔「やまてせん」と呼ばれていたワケ 背後にあった数奇な歴史、沿線No.1のカレーライスを食べながら考える

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山手線には「やまのてせん」「やまてせん」という2種類の呼び名がある。正式名称は「やまのてせん」だがいったいなぜか。おいしいカレーとともに考える。

乗降客が一番少ない駅

鶯谷駅(画像:下関マグロ)
鶯谷駅(画像:下関マグロ)

 山手線で乗降客が一番多い駅は新宿駅である。これは誰でも知ってるだろう。次いで

・池袋駅
・東京駅
・品川駅
・渋谷駅

となっている。では、一番少ない駅はどこだろうか。答えは

「鶯谷駅」

である。

 筆者はかつて新大久保駅と新宿駅の間に住んでいたが、山手線を使うとき、新宿駅より新大久保駅を選んでいた。なぜなら乗降客が少なく、ホームへの距離も新宿駅ほど長くなかったからだ。その後、新大久保駅も韓流ブームで人があふれかえり、信じられないほど混むようになった

 その後、鶯谷駅が最寄りの台東区内のエリアに引っ越したが、とにかく乗降客が少なくて楽ちんだった。後で調べてみたら鶯谷が「一番少ない駅」と知り、納得した。

品川駅のカレーライス

常磐軒の外観(画像:下関マグロ)
常磐軒の外観(画像:下関マグロ)

 新大久保駅時代、山手線に乗ってよくお昼ごはんを食べに出掛けた。山手線の駅は改札を出なくても、食事のできる場所がいろいろある。どこかの駅で食事をして、再び山手線に乗り新宿や高田馬場で降りたものだ。

 食べ歩いた結果、筆者が行き着いたのは品川駅の山手線ホームにある

「常磐軒」

という立ち食いそば店だった。常磐軒でカレーライスを一度食べてからというもの、それ以降、ずっとカレーライスを注文している。特筆すべき味ではないが、意外とクセになるのだ。

 ということで先日、山手線に久しぶりに乗って、カレーライスを食べに行くことにした。山手線には

・内回り
・外回り

があるが、どちらの方向が内回りで、どちらの方向が外回りだっけ……と悩む人は多いだろう。そんなときは

「外回り = 時計回り」

と覚えておけばいい。ちなみに駅の放送では

・男性の声:外回り
・女性の声:内回り

になっている。

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