空気を入れたら乗り物に大変身! 東大×メルカリ開発の先進モビリティ「poimo」をご存じか

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東大とメルカリが開発したパーソナルモビリティ「poimo」。独特な「風船構造」により、パーソナルモビリティとして大きな可能性を持っている。

パーソナルモビリティの可能性

空気圧により膨らむ風船構造(インフレータブル構造)で作られた電動モビリティpoimo(画像:東京大学)
空気圧により膨らむ風船構造(インフレータブル構造)で作られた電動モビリティpoimo(画像:東京大学)

「poimo(ポイモ)」とは、東京大学大学院工学系研究科の川原圭博(よしひろ)教授の研究室(川原研究室)と、メルカリ(東京都港区)の研究開発組織「mercari R4D」が開発したパーソナルモビリティだ。

 パーソナルモビリティとは、街中での中近距離移動を想定したひとり~ふたり乗りの小型電動カーなどを指す。セグウェイや電動キックボード、電動車いすやシニアカーに至るまでその形態は多種多様だ。

 パーソナルモビリティの社会実装における可能性は、主にふたつある。ひとつは高齢者や障がい者といった移動が困難な人たちの移動をサポートすることだ。電動車いすやシニアカーはまさにこうした役割を果たしている。さらにもうひとつは、文字通り“移動手段”として社会に実装される可能性だ。街中の移動や広い敷地内での移動を担うことができる。

 そしてpoimoは、これらの分野で新たな可能性を持っている。その秘密はpoimoが持つ独特な構造に隠されていた。

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