気付いてた? 制限速度の「標識」「標示」が最近あまり見当たらないワケ

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最近、一般道・高速道路ともにこれらの標識や標示がないところが増えている。いくら走っても見あたらないことがある。いったいなぜか。

一般道の場合

東京の昭和通り(画像:都野塚也)
東京の昭和通り(画像:都野塚也)

 制限速度の標識・標示がない道路や区間については、道路交通法施行令で定められている

「法定速度」

にのっとって運転することが決められている。

 一般道の場合、道路交通法施行令第11条で時速60kmと定められている。つまり、標識や標示がない道路・区間では制限速度による規制はなく、法定速度の時速60kmが適用されるというわけだ。

 制限速度は、法定速度以下で走行するべき道路・区間に設定されるもので、大半の日本の道路は法定速度以下での走行が義務付けられている。そのため、制限速度が適用となり、そのような道路・区間には制限速度の標識・標示が設置されているのである。

 近年は、

・幹線道路
・バイパス

といった一般道でも高規格な道路が増えており、法定速度が適用されるケースが増えてきた。同じ道路をしばらく走行して、制限速度の標識・標示が見あたらない場合は、法定速度で走行する道路だと認識してよい。

高速道路の場合

東名高速道路の秦野中井IC付近(画像:都野塚也)
東名高速道路の秦野中井IC付近(画像:都野塚也)

 高速道路となると、一般道と様子が変わる。

 高速道路では制限速度の標識が基本的に設置されている。ただし、制限速度が設定されている場合はその数字が表示されている。例えば、東名高速道路や東北自動車道(以下 東北道)を走行していると、制限速度の標識がありながらも、

「数字の表示がない」

ところが多々ある。

 高速道路で数字の表示がないところは、一般道の制限速度の標識・標示がないところと同様、法定速度が適用される。高速道路の法定速度は、道路交通法施行令第27条で普通車の場合、

「時速100km」

に定められている。

 つまり、高速道路では制限速度の設定がない道路・区間は時速100kmまで出して走行することが可能なのだ。ただし、状況に合わせて速度を柔軟に上げ下げすることが求められ、悪天候や工事などの規制がある場合は、法定速度適用区間でも一時的に制限速度が設定されることもある。そのため、設定された制限速度を順守する必要がある。

 また、高速道路では最低速度も設定されており、時速50km以上での走行が義務付けられている。過度な速度の出しすぎは危険だが、速度をあまり出さないのも、周囲の交通の流れを乱す原因となるため気をつけなくてはならない。

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