ルノー日産、BMWをしのぐ勢い? トルコ初の国産EVメーカー「Togg」の秘めたるポテンシャル、年産100万台体制狙うエルドアンの鋭き目論見とは
エルドアン大統領が立ち上げたトルコ初の国産EVメーカー「Togg」。中国や米国などの新興EVメーカーとの競合もあるなかで、世界のEV市場でどのような発展を遂げていくのか。
日本での販売はどうなるか
こうしたハードルがいくつもありながらも、エルドアン大統領は今後の任期5年間でToggをさらなる成長軌道に乗せていく必要がある。
大手自動車メーカー各社がEVシフトを積極的に展開し、中国や米国などの新興EVメーカーとの競合もあるなかで、世界のEV市場でどのような発展を遂げていくのか、とても興味深いところだ。
一説によると、Toggの車両は世界各国のトルコ大使館で領事用として使用されることも検討されているようで、在日トルコ大使館での使用目的として日本へ輸入される可能性もあるようだ。
トルコは古くから親日国として知られ、両国間の経済関係は決して悪くないため、大使館などの政府利用に限らず、ヒョンデや比亜迪(BYD)のようにToggが日本の正規ディーラーを通じて販売される日もそう遠くないかもしれない。