意外と知らない? バイクを「雨ざらし」にしてはいけない根本理由

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バイクを走らせたり屋外で保管していたりすると、雨にさらされる状況がある。このとき、バイクは雨ざらしの状態でも問題ないのだろうか。

雨に降られた場合はどうするべきか

雨にぬれたマンホールと水たまり(画像:写真AC)
雨にぬれたマンホールと水たまり(画像:写真AC)

 では、バイク走行時に雨に降られた場合はどうするべきか。

 前述のとおり、バイクは雨ざらしにあってもすぐさま故障する可能性は低い。ただ、安全を考慮するのであれば、急アクセルや急旋回、急ブレーキなどの「急」が付く動作は控えたほうがよいだろう。

 そしてスリップで転倒するリスクを下げるために、速度を落として運転し、コーナリング旋回中ではバイクを傾き過ぎないようにするべきである。道路上のマンホールや水たまりも、スリップするリスクがあるため、できるだけ避けたほうがよい。

 加えて、雨天時ではヘルメットのシールドが曇りがちになる。曇り止めを防ぐアイテムを活用するなど対策し、クリアな視界で安全に運転できるようにしておこう。そして大雨などの荒天で安全に運転できない場合は、無理をせずに走行を中止するべきである。

 故障や劣化の原因にもなってしまう、バイクの雨ざらし。前述のとおり、雨の日に乗った後日には洗車やメンテナンスを行うことで、サビを抑制することができる。その場合は、安全のためにエンジンが完全に冷え切ってから行うことが重要だ。

 6月は梅雨の時期に入ることもあるため、屋外で雨ざらしにすることなく、しっかりと対策をしてみてはいかがだろうか。

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