意外と知らない? バイクを「雨ざらし」にしてはいけない根本理由

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バイクを走らせたり屋外で保管していたりすると、雨にさらされる状況がある。このとき、バイクは雨ざらしの状態でも問題ないのだろうか。

荒天時は転倒対策が最優先

雨のなか走行するバイク(画像:写真AC)
雨のなか走行するバイク(画像:写真AC)

 ここまでは雨ざらし対策について述べたが、台風接近時などの荒れた天候では、バイク転倒対策を優先するべきである。

 可能であれば、屋内駐車場に保存しておくのが最も安全だが、そうでない場合は、できるだけ左側に壁がある状態で止めておき、左から風が来ないようにしておこう。壁に固定物があれば、ロープなどで固定しておくとさらに安全である。

 また雨ざらし対策として、台風接近時にもバイクカバーをかけてしまいがちだが、カバーが帆となって風を受けやすくなるため、バイク転倒のリスクが高くなる。そのため、荒天時は外しておこう。後日晴れたタイミングで、前述したメンテナンス方法を実行することをおすすめする。

 所有しているバイクがマニュアルミッションの場合、1速に入れておき、風で前後に揺られても動きにくくしておくことも重要だ。スクーターなどのオートマチックであれば、ロープなどでしっかり縛るか、ブレーキキーパーを用いて、フロントブレーキをしっかりロックするようにしておくとよい。

 ほかには、センタースタンドではなくサイドスタンドを使ったり、ジャッキやリフトアップスタンドを入れたりするなど、バイクを支えるものを増やす方法も効果的である。

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