四国新幹線 徳島知事「岡山ルート支持」に見る、岡山県“一人勝ち”の未来 それでも四国人は新幹線を求めるのか?
四国新幹線は岡山経由――。ついに構想ルートが一本化され、現地では計画の具体化に向けた期待が一段と高まっている。もしも、四国初の新幹線が実現にこぎつけたとき、沿線はどう変化するのか。
新幹線でひとり勝ちするのは岡山県
いずれにしても、四国新幹線ができれば「最も利益を得るのはわれわれである」というのは、岡山県での共通の意識だ。
【無料セミナー】「自動車DXサミット vol.3」 三菱ふそう KTC マツダ登壇 Amazonギフトカードプレゼント〈PR〉
岡山市や倉敷市の市議選や県南の県議選では「四国新幹線による岡山の発展」を訴える候補者がよく登場する。
岡山という土地が、鉄道を利用して四国へ出入りする人によって利益を得ていることを如実に示すのが駅の売店である。改札内にある売店では、四国のお土産が購入できることを大きく掲げて販売している。元来、岡山県はあらゆる面で四国4県よりも発展している自負がある。
首都ができるか、岡山環状鉄道(かつてそういう構想があった)ができるか――。四国新幹線でひとり勝ちするのは岡山県だ。それでも、四国の人は四国新幹線を求めるのだろうか。