札幌駅からバスでわずか30分! 防衛省管理の「丘珠空港」、利用客6割増の利便性をご存じか
丘珠空港の2022年度の空港利用客が、前年度比63.7%増となった。コロナ禍で落ち込んだ観光の需要回復に加えて、座席数の多い機材に更新したことなどがその理由という。
環境も大きく変化
丘珠空港をめぐる環境も大きく変化した。
離着陸に必要な滑走路の短縮化や機材の大幅な騒音低減化などにより、2016年からはリージョナルジェット機、つまり地域航空路線に対応した座席数50から100席程度の小型ジェット機の運航が実現した。
2008(平成20)年、登場者600万人を達成。これを記念して、青森三沢空港振興会と共同で道外チャーター便ツアーを実施した。2011年、北海道エアシステムが3航路を丘珠空港に集約した。2014年から2017年にかけては、フジドリームエアラインズと呼応して丘珠~名古屋、丘珠~静岡を運航し、ついに搭乗者800万人を達成した。
現在の同空港の道内路線は5路線(通年)で、内訳は
・利尻
・奥尻
・女満別
・たんちょう(釧路)
・函館
となっている。
道外は、信州まつもと(松本)、富士山静岡(静岡)、そしてこの3月から就航した名古屋(小牧)の3路線。1日あたりの便数は30便(15往復)程度。ただしうち2路線は夏ダイヤのみ。豪雪地帯であり、現在の滑走路1500mでは足りないのが、その理由だ。