外環道の地表陥没問題 NEXCO東日本が陳謝 工事との因果関係は?

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外環道の地下トンネル工事現場周辺で発生した地表の陥没事故について、NEXCO東日本の小畠社長が会見で陳謝した。工事との因果関係は引き続き調査中だ。

原因究明はこれから

 NEXCO東日本が2020年10月28日(水)、小畠 徹社長の定例会見を行い、その冒頭、外環道(東名~関越)の地下トンネル工事現場付近で発生した地表面の陥没事故について陳謝した。

 この事故は10月18日(日)、NEXCO東日本が東名高速側からシールドマシンで地下を掘り抜いていた東京都調布市の住宅街の道路で発生。現在は応急的に埋め戻されているが、事故発生当時は一時的に周辺住民が避難する事態となった。

 NEXCO東日本が陳謝したのは、そうした一連の避難対応を住民へお願いしたことに対してで、今後の事故原因調査による周辺の通行止め規制などについても改めて理解と協力を求めた。

中央がNEXCO東日本の小畠 徹社長(2020年10月28日、中島洋平撮影)。
中央がNEXCO東日本の小畠 徹社長(2020年10月28日、中島洋平撮影)。

 トンネル工事と陥没事故の因果関係については今後も調査を進めるとしており、結論は出ていない。外環道のトンネルは地下40mより深い「大深度地下」に建設されており、小畠社長も、こうした事故が起こることは全く想定していなかったという。

 外環道は、NEXCO東日本とNEXCO中日本が東名側と関越道側の双方から、計4基のシールドマシンを使って2本の本線トンネルを掘進しているが、事故を受け、その全てが停止している。

 小畠社長は「シールドマシンは止めることなく前へ掘進し続けることが、メンテナンス上も効率的ですが、それを脇におき、原因の究明に努めます」といい、それが明らかになってから工事を再開させる方針を表明した。

 現地では今後、有識者会議による確認を経た調査方針に則り、地層や地盤のサンプル調査などを行うほか、必要に応じて追加の調査も実施するという。工期に少なからず影響することが予想されるが、原因究明および工事再開のめどは立っていないそうだ。

 なおシールドマシンについては、安全のためカッター面を一時的に回転させたり、より安全な場所へ移動させたりすることがあるという。(提供:乗りものニュース)