日本一長い高速道路は「東北道」 最も短いのはどこか知ってる? 実は同じNEXCO東日本内だった
高速道路は、各路線によってさまざまな特徴がある。利用価値も違えば魅力も違う。当然、総距離も路線ごとに違うが、これを深掘りしていくととても興味深いのだ。
ビジネスや物流の重要路線

高速道路は、各路線によってさまざまな特徴がある。利用価値も違えば魅力も違う。当然、総距離も路線ごとに違うが、これを深掘りしていくととても興味深いのだ。
大半の主要路線は総距離300km以上だが、総距離100km以下の地域間だけを結んでいる路線も存在する。日本一総距離の長い路線と短い路線は、ともにNEXCO東日本管轄内にある。ビジネスや物流の重要路線だ。
今回は、日本一長い路線と短い路線について両路線の違いをさまざまな角度から解説する。
東北道という絶対王者

日本の高速道路のなかで最も総距離の長い路線は、埼玉県の「川口JCT」を起点に青森県の「青森IC」で終点を迎える、東北自動車道(東北道)だ。総距離は
「679.5km」
もある。日本で2番目に長い路線である中国自動車道(中国道)は総距離540.1km、首都圏~中京圏を結ぶ東名高速道路(東名)は総距離346.7kmなので、その長さがわかるだろう。
東北道は関東地方を北上し、東北地方の南端から北端を縦断するため、経由する県の数も
・群馬県
・栃木県
・福島県
・宮城県
・岩手県
・秋田県
と多い。
そのため、インターチェンジの設置数も必然的に多くなる。起点の川口JCTを「1」として、インター番号が順々に増え、終点の青森県に入るころには50番台になっている。