鉄道ではかつて堂々とタバコが吸えていた! 駅と車内、禁煙の歴史をたどる

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2003年5月の健康増進法施行から20年。禁煙の流れと、受動喫煙防止への取り組みは着実に広がってきた。昭和から平成・令和へと、鉄道とたばこの歴史を振り返ってみよう。

禁煙車の登場

かつて主流だった開放寝台。ハシゴの後ろに灰皿が見える。現在日本で唯一定期運行している全個室タイプの寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」では、一部の個室で喫煙が可能(画像:広岡祐)
かつて主流だった開放寝台。ハシゴの後ろに灰皿が見える。現在日本で唯一定期運行している全個室タイプの寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」では、一部の個室で喫煙が可能(画像:広岡祐)

 1976(昭和51)年8月、新幹線こだまの16号車・自由席の1両に禁煙車が導入された。

 女性客や子連れの旅行者に好評で、ひかりにも禁煙車を、との声が高まり署名運動もはじまった。

 1978年、「嫌煙権確立を目指す人びとの会」が発足、「たばこのけむりが苦手です」のバッジやポスターが注目される。

 1980年には国と日本専売公社、国鉄を相手取り、列車内の禁煙化を求める嫌煙権訴訟も起こった。これらは公共交通機関が非喫煙者の声を取り入れていく契機となった。

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