観光の目玉は「ナチス建築」 負の遺産を活用したベルリン廃空港から学ぶ、公園以外の未来とは

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空港跡地の適切な利用方法とは。今回はベルリンを例に考える。

日本国内の空港跡地

1947年頃に撮影された、現在の光が丘公園の場所(画像:国土地理院)
1947年頃に撮影された、現在の光が丘公園の場所(画像:国土地理院)

 空港跡地は日本にもある。

 例えば鹿児島県では、旧・鹿児島空港は住宅が立ち並ぶニュータウンとなり、旧・枕崎空港は滑走路に太陽光パネルが並べられている。ほかに、旧日本陸軍の旧・成増飛行場は光が丘公園(東京都練馬区)に、同じく旧・柏飛行場は柏の葉公園(千葉県柏市)はじめ、大学や研究所などに変わった。

 都市部は公園化されたところが多い一方、地方だと放置されたままの場所も。空港跡地を活用するにも維持費が必要で、そもそも整備するには巨額の費用がかかる。

 日本には現在97もの空港があり、

「多すぎる」

という声は少なくない。

 特に地方空港は、いざ空港を作ったものの、長期的な展望がもともとないため、すぐ経営に行き詰まるケースが後を絶たない。空港開港後に新幹線や高速道路が延伸した結果、地上交通と競合することになるケースもある。離島などの一部を除き、生き残りは厳しい。

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