中古車市場の異端児! ほぼ新品「未使用車」がディーラー決算期後にひっそり出現する業界事情
部品供給不足を理由に、国内自動車メーカーは新車生産が滞っていたがようやく改善の兆しが見えてきた。こんなとき気になるのが「未使用車の動向」である。
理想の1台発見には根気必要
こうした車探しは、それ自体を楽しめる人にとってはさほど苦にはならないが、今までディーラーで新車を注文し購入した経験しかない人にとっては面倒な作業になるかもしれない。
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そういう意味では、中古車購入の経験豊富な人物のなかでも、
「今回だけは新車により近い個体が欲しい」
と考えている人こそふさわしいのは間違い無い。
一方でいくばくかでも安いのなら検討しても良いが、インターネットや雑誌情報を駆使しての地道な探索作業が面倒くさいという人には正直向かない。探し始めて理想の1台がすぐに見つかれば問題ないが、なかなかそうもいかない。
総合的に見て、未使用車に向いているユーザーとはどういう人だろうか。
前述した通り、中古車探しの作業に慣れていることが大前提として、その上で
・新車を安く、納車まで待つことなく入手したい
・そのためには多少の妥協はいとわない
という人だろう。
ただし価格を重視した場合、ボディカラーやオプションなどにもさらなる妥協が必要となるかもしれない。その結果、仮に不人気グレードや不人気ボディカラーに落ち着くことになったとしても、リセールバリュー(再販価値)の低さは割り切って乗りつぶす覚悟を決めることができれば理想的だろう。
これらさまざまな条件を楽しみと感じることができれば、未使用車選びも楽しい作業になるかもしれない。勝負はまさに今である。