運転中のタッチパネル操作「ドラッグより危険」だった? ドライバーの反応時間6割も増加、メリット・デメリットを再考する

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タッチパネル式の券売機誕生から2023年でちょうど30年を迎える。メリット・デメリットを通して、今後を考える。

タッチパネルのメリットとデメリット

車のタッチパネルを使う人のイメージ(画像:写真AC)
車のタッチパネルを使う人のイメージ(画像:写真AC)

 タッチパネルにはさまざまな方式があるが、基本的な考え方は、指で触れた位置を検知し、どこを押したのかを判定して、判定結果に基づいて機器を動作させるというものである。

 そして、タッチパネル化のメリットは以下のとおりだ。

・ソフトウエアによりさまざまな操作が可能になる
・ディスプレーを見ながら、直感的に操作できる
・ボタン式など物理的な装置より部品点数が少なく、機器の小型化が図れる

もちろん、メリットもあればデメリットもある。

・物理的な装置のような操作感がないため、不安を感じる、あるいは操作に手間取る
・汚れや傷などにより誤った動作をする可能性がある
・目や手の不自由な方の操作が困難
・悪意のある第三者にパネルに残った指紋が回収され、犯罪などに使用される可能性がある

 そして、これらのデメリットのほか、自動車に搭載されたタッチパネルは非常に危険だとの指摘がある。

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