駅・空港で大人気の「カプセルトイ」 近年“シュールなアイテム”が増えてきたワケ

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駅や空港など公共交通機関のターミナルで、カプセルトイの設置が増加している。2016年ごろから拡大しているが、その背景には何があるのか。

お土産以外に買われるワケ

「LuckyDrop」(画像:JR東日本クロスステーション)
「LuckyDrop」(画像:JR東日本クロスステーション)

 JR東日本リテールネット(現・JR東日本クロスステーション)はご当地フィギュアの可能性に着目し、2016年より国内・海外からの観光客をターゲットとしたオリジナルカプセルフィギュア「LuckyDrop(ラッキードロップ)」を展開している。

 駅構内にカプセル自販機を設置し、エキナカ店舗でも販売した。その時販売された「JR東日本鉄道コレクション」は新幹線や通勤電車、特急列車に加え新型車両から懐かしの名車までを風景ごとフィギュアにしたもの。その他、オリジナルのフィギュアみやげシリーズも投入した。

 このようなカプセルトイは旅先のお土産として購入されるだけではなく、

・日常生活の中で特定の地域に思いをはせるきっかけ
・友人同士やSNSでの話のネタ

として購入されることが多い。まさに新感覚のお土産と言えるだろう。

 そのため、都市部のターミナル駅での設置も多く見られ、ケンエレファントではカプセルトイ専門店「ケンエレスタンド」を東京駅や上野駅(「上野ランド」の名前で出店)など都内の主要駅に出店しており、さらに期間限定のショップ「ケンエレラグーン」を首都圏の主要駅で展開している。

 新型コロナウイルスの感染拡大以前はインバウンドが日本土産としてカプセルトイを購入する姿も見られた。カプセルトイは日本独特の文化であり、完成度の高い食品サンプル系フィギュアやシュール系フィギュアは外国人にも興味を持たれていた。

空港設置でインバウンド消費を獲得

「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」のコンセプト(画像:タカラトミーアーツ)
「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA」のコンセプト(画像:タカラトミーアーツ)

 空港への設置はコロナ禍による出入国規制などにより空港利用者が激減したことから、今は停滞している感もあるが、コロナ禍前までは活発であった。

 タカラトミーアーツ(東京都葛飾区)はインバウンド向けに、空港内に100台規模のカプセルトイを設置する「JAPANESE CAPSULE TOY GACHA(ジャパニーズ カプセル トイ ガチャ)」を展開している。

 2016年に成田空港第2旅客ターミナル内に設置したのがはじまりで、その後、関西国際空港第1ターミナル、第2ターミナルそれぞれに100台規模を設置したほか、全国の地方空港への設置も拡大している。

「余った小銭をオモチャに!」
「なぜか日本で売れています」

と銘打って、外国人が帰国する際に残った日本円の小銭を使って遊ぶことを勧めている。

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