高齢者を送迎する「介護ドライバー」 就職簡単でも今どき重宝されるワケ

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高齢者施設と、施設利用者の自宅との送迎をメインに務める「介護ドライバー」の需要が高まっている。その背景と将来性について解説する。

「介護ドライバー」の主な役割

高齢者の歩行介助をする介護士(画像:写真AC)
高齢者の歩行介助をする介護士(画像:写真AC)

 介護ドライバーを取り上げる前に、まずは介護職員について少し触れておきたい。介護職員は、高齢者福祉施設や障害者福祉施設などにおいて、施設利用者の普段の生活をサポートする役割を持っている人のことを指す。先述した施設で働くほか、利用者の自宅に赴き、介護を行うこともある。

 具体的なサポート内容は、食事や入浴、排せつ、移動など身体に触れる「身体介護」や、掃除や洗濯、食事を代行して行う「生活援助」をメインとしている。加えて、施設で働く介護職員はこのほかにも、「レクリエーション企画」「家族との連携」「医師や看護師への連絡」なども担い、挙げたらきりがないほど多忙な業務内容をこなさなければならないのだ。

 そのため、利用者を自宅に届ける業務まで担うと、さらに負担が重くなってしまう。そこで登場するのが「介護ドライバー」だ。介護施設と自宅との送迎を行うことを基本業務としており、これによって介護職員の負担が軽減できるというわけだ。

 後ほど解説するが、近年では介護業界の人材不足が問題視されているため、介護ドライバーのような、運転や送迎計画を担ってくれる存在がいるだけでも非常にありがたいのだ。

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