なぜ「京王線」ばかりが映画・ドラマに登場するのか? 各社ロケ協力の裏事情とは
かつて、首都圏を舞台とした映画やテレビドラマなどに登場する駅や電車は、京王電鉄のものばかりだった。その理由と、現在の事情を解説する。
撮影で臨時列車を走らせるといくら?

さて、実際に駅や電車内でのロケのコストはどの程度なのだろうか。料金体系はさまざまなので、アトランダムに3つの事業者の例を挙げてみよう(料金は税込み)。
●京王電鉄の場合(2023年3月現在)
〈駅構内および営業列車〉
使用料:1時間=5万5000円
立会料:1時間1名=5500円
入場料もしくは乗車券(人数分)
〈撮影専用臨時列車(競馬場線のみ)〉
使用料:1時間=5万5000円
立会料:1時間2名=1万1000円
回送料:定員分=12万2400円
乗車券:定員分=98万6000円(府中競馬正門前~東府中を5往復した場合の例)
●西武鉄道の場合(2023年3月現在)
撮影料・施設利用料:2時間=8万8000円
臨時電車使用料:2時間=33万円
車両基地内留置 電車使用料:2時間=22万円
立ち会い人件費:2時間1名=6600円~
※電車の「運転士」「車掌」「技術係員」、「駅係員」など専門職を手配した場合は別途人件費が必要になる。
●JR西日本の場合(駅構内での撮影で2023年4月よりの料金)
調整費:1日=3万6300円
立会費:スタッフ1名平日1時間=3万6300円
交通費:大阪駅を起点とした往復費用
※営業列車の車内で撮影の場合、乗車する区間の人数分の乗車券の購入が必要になる。場合により宿泊費が必要になる。撮影用の臨時列車を走らせる場合などは別途で料金が発生する。