マイカーの「完全自動運転」、やっぱり実現不可能? 大雨・降雪・障害物など課題山積、米スタートアップもお手上げか

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「CES2023」では、モビリティ分野、特に自動運転に注目が集まったが、その方向性には変化が見られた。自動運転の現状と合わせて解説する。

自動運転への期待値は低下

「AFEELA」の試作車は、通信によるエンタテイメントを全面に打ち出すことで高付加価値を提供する(画像:会田肇)
「AFEELA」の試作車は、通信によるエンタテイメントを全面に打ち出すことで高付加価値を提供する(画像:会田肇)

 披露されたAFEELAの試作車には、クアルコムの車載向けSoC「Snapdragon Digital Chassis」が搭載され、最大800TOPSの処理能力を持つエンジンコントロールユニット(ECU)をはじめ、自動運転を含む先進運転支援システム(ADAS)、車載インフォテインメント(HMI/IVI)など主要機能にこれを活用する。当然、ここには「Snapdragon Ride Flex」の技術も生かされるはずだ。“エンタメ・カー”とも言えるAFEELAのスタイルは、まさに自動運転ができて初めて意味があるものとなる。

 ただ、こうした動きがある一方で、自動運転に対する期待値が以前よりも低くなってきているとの見方があるのも確かだ。それは、完全自動運転の実現には、予想をはるかに超える高いハードルがあり、特に一般道を含めた多種多様な道路事情に合わせて自動運転を実現するのは困難であることが、少しずつ認識され始めているからだ。

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