タクシー15年ぶりの値上げで売り上げ増も ドライバーがっくり「歩合改訂」事情

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15年ぶりに都内のタクシー運賃が値上げされ、売り上げも増えた。それなのに多くのドライバーは浮かぬ顔をしている。なぜなのか。

歩率よりも重視するものとは?

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 歩率改定をしていなくても、そもそも設定歩率が低ければ、行く意味がない。中小と大手(グループ、フランチャイズを含む)には、雲泥の差がある。それは設定歩率差だけでなく、その背後にあるブランド力、営業力(指定乗り場、限定タクシーチケット)なども大きい。

 また、タクシー配車アプリの登場により、営業スタイルも変貌しつつある。1日の営業回数のうち6割くらいがタクシー配車アプリによるものだ。これからは、この割合はもっと増えていくであろう。それにより、今まで経験がものをいった営業スタイルも、影を潜めつつある。タクシーは乗客を見つけるのではなく、乗客に見つけてもらう時代なのだ。

 どこのタクシー会社、どこの配車アプリに属するかで、売り上げの多寡が決まってしまう。その稼げる武器を手にした会社が軒並み歩率改定をしてしまえば、それに従うしかないのが、ドライバーの現状だといえる。

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