事故の実験映像も 自転車ヘルメット着用の努力義務化を前に啓発ムービー公開 JA共済連
JA共済連は、自転車に乗る際のヘルメット着用を啓発するオリジナルWEBムービーを制作し、公開した。
すべての世代向けに

全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は、自転車に乗る際のヘルメット着用を啓発するオリジナルWEBムービー「自転車乗るならヘルメット!~かぶろう、大切な命を守るために~」を制作し、2月21日に特設ウェブサイトで公開した。2023年4月1日の改正道路交通法施行で、自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化されることを受けたもの。
JA共済連が行った自転車乗用時のヘルメット着用効果を検証する実験では、ヘルメットをかぶることによって、未着用時に比べて、衝撃値が約4分の1まで下がることが明らかになったという。各地で自転車の事故が相次ぐ中、全世代に自転車乗用中のヘルメット着用の必要性を伝えることを目的に制作した。
ムービーは、高齢者、大人、中高生、小学生、それぞれの世代に向けた全4編。それぞれ約9~13分で、各世代の主人公が展開するドラマ仕立てのストーリーに加え、クイズや、自転車対自動車の衝突実験、転倒実験などの実験映像も盛り込んだ。日本交通安全教育普及協会が監修しており、JA共済地域貢献活動ホームページ「ちいきのきずな」内の特設サイトで公開している。
特設サイトでは、動画の視聴のほか、各動画のポイントをまとめたチラシと小学生向けのおさらいシートも公開。PDF形式でダウンロードでき、学校や地域などでの交通安全教育にも活用できるという。