えっ? 「クルマ持つ大人かっこいい」が過半数 20歳1000人調査でわかった「若者の車離れ」の真実

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「今の若者は車に興味がない」「若者は車がなくても、他に楽しいことがたくさんある」などと言われ続けてきたが、実際のところはどうなのか。調べてみた。

20歳の免許所持者は6割超え

運転免許証のイメージ(画像:写真AC)
運転免許証のイメージ(画像:写真AC)

 はじめに確認したのは、「車離れ」以前の問題として、そもそも若い世代が運転免許を所持しているのかという疑問だ。つまり「免許離れ」になっていないかどうかだ。

「2023年 20歳のカーライフ意識調査」によると、普通自動車免許を所持している割合は61.2%という結果だった。2021年には51.3%、2022年には57.2%と、少しずつ増加している(いずれも同調査)。2023年に免許所持者が6割を超えていることを考えれば、「免許離れ」は起きていないと考えていいだろう。

 車の所有に対して前向きかどうかについての回答も紹介しておきたい。例えば「自分の車を持っている」は19.6%と決して多くないが、「車の購入予定がある」は12.0%、「いずれ欲しい」は44.8%となっている。現時点で車を所有している人の割合は全体の2割程度にとどまったが、車の所有に前向きな人を合わせると76.4%にもなる。

 免許を取得し、車を購入したいと考えている人の多さに、正直驚いた。8割近くの人が車の所有に前向きであるという結果を見る限り、「車離れ」は起きていないと断言してもいいだろう。

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