運送会社は結局、荷主のコマなのか? 意見すれば「順番飛ばし」の嫌がらせ 政府ペナルティー方針発表も 2024年問題乗り切れるのか

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「荷主企業にも物流効率化を義務化すべき」、ようやく国はこれまでの認識を改め、物流企業だけでなく、物流効率化に取り組まない荷主にもペナルティーを科すべく、法整備を進めることを決めた。

なぜ、運送会社だけでは効率化できないのか?

フォークリフト作業のイメージ(画像:写真AC)
フォークリフト作業のイメージ(画像:写真AC)

 横浜市内の、とあるメーカーの物流センターでのエピソードである。その物流センターは、荷待ちがやたらと長いことで有名だった。

 その物流センターに集荷、あるいは配送に行くトラックドライバーは、まず朝イチ(午前6時前後)に順番待ちの整理券を取りに行く。その日の混み具合によって、8時荷役の整理券を取ることができるケースもあれば、11時になることもある。

 ドライバーは、整理券に指定された時間に再び物流センターに赴く。とは言っても、すぐに積み込み(あるいは卸し)ができるわけではない。物流センターからは、指定時間の30分前には着車し、荷役を行うフォークリフトオペレーターから声が掛かるまで待つように指示されている。もちろん、荷役の開始は、指定時間より遅れることもある。

 あるドライバーはその日、急いでいた。そこで、リーダー格のフォークリフトオペレーターに、「早く積んでほしいのですが」とお願いをした。

「すごく嫌な顔はされましたけど、その日はすぐに積んでくれたんですよ。問題はその後です。整理券を取って待っていても、明らかに順番を飛ばされるなど、嫌がらせを受けるようになってしまいまして…」、こう嘆くドライバーに対し、やはり同じ物流センターに出入りする他のドライバーは「だからあの人(リーダー格のフォークリフトオペレーター)には逆らっちゃいけないんだよ」と慰めたそうだ。

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