トヨタ・ハリアーはなぜ「旧型モデル」がやたらと人気なのか?

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ハリアーは四半世紀にわたってフルモデルチェンジを繰り返してきたが、一部の間では「新型よりも旧型」を推す声も少なくない。いったいなぜか。

再注目を集める3代目プリウス

トヨタ初となる電動式冷却水ポンプ、排気熱再循環式ヒーターシステムを採用した3代目プリウス(画像:トヨタ自動車)
トヨタ初となる電動式冷却水ポンプ、排気熱再循環式ヒーターシステムを採用した3代目プリウス(画像:トヨタ自動車)

 旧型が人気を博している車種は、ハリアーに限った話ではない。1997年に誕生したハイブリッドカー「プリウス」(トヨタ)でも、2009年に発売された3代目が中古車市場で注目を集めている。

 理由はコストパフォーマンスのよさで、JC08モードは30.4~32.6km/Lの低燃費を実現している。これはほかのハイブリッドカーの「ホンダ フィット(ハイブリッド車)」(28.6~38.6km/L)や、「日産ノート e-POWER」(28.2~38.2km/L)と比べても高い燃費性能である。

 それにもかかわらず、3代目の中古平均価格は73.8万円(カーセンサー)と、100万円を下回る安さだ。またこれまで現行モデルだった4代目よりもさらに新しい5代目が2023年1月に発売されたことで、今後さらにお手頃価格になる可能性も秘めている。

 古くから存在する車種は世代ごとに性能やデザインなどが改変されてきたが、重視するポイント次第では、必ずしも「新型がベスト」という訳ではないのだ。

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