「自動運転MaaSは3年以内に実現」 英IDTechExが予測 「自動運転車の日」に発表

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英IDTechExが米の「自動運転車の日」に、「MaaS向け自動運転は3年以内に実現する」との予測を発表した。それを裏付けるものとして、三つの理由を挙げている。コロナ禍により、自動運転技術の成熟度はむしろ向上しているという。

限られた条件下で自動運転MaaSが利用可能になってきている

 今日、世界では限られた条件下で自動運転MaaSが提供され始めている。

 例えば中国・北京では、2021年5月にバイドゥが自動運転MaaS(自動運転タクシーサービス)の提供を開始した。これは実証実験ではなく、実際に乗客から賃料を回収する、有料サービスの本格的ローンチである。

 このサービスは第一汽車(FAW)の「ホンチー(Hongqi、紅旗)」をベース車両に活用し、北京市郊外にある大型公園「ショーガン(Shougang、首鋼園)」の周囲8か所で利用できる。利用者はスマートフォン用アプリ「Apollo Go」で車両を呼び、画面に表示されたコードを使用してドアを解錠する。車両に乗り込んだ後はシートベルトを装着すると発進するという仕組みになっている。なお利用料金は30元(およそ510円)となっている。

 Uberが過去10年間、初めは主要都市でサービスをローンチし、順次その他の都市にサービスを展開していったのと同様に、現在提供され始めている自動運転MaaSも同様にサービス提供エリアが拡大していくものと予想される。

 このように考えると、自動運転MaaSは遠い将来のものではなく、IDTechExが予測する通り、数年先の近い将来のものだといえる。こうした現状の中で、各社の技術動向・サービス開発動向だけでなく、各国・地域の法規制緩和の動向にも今後ますます注目が集まるようになっていくだろう。

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