見た目は星型6気筒、実は米製「高機能コンプレッサー」 屋外で活躍も、表舞台からひっそり姿を消したワケ

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空気を圧縮し、さまざまな機器の動力源とするための産業機械コンプレッサー。その歴史の中には、今はもう見ることもできないユニークな個体も存在していた。

縁の下の力持ち コンプレッサー基礎知識

インガーソルランド3-R-36型コンプレッサー(画像:守山進)
インガーソルランド3-R-36型コンプレッサー(画像:守山進)

 人知れず縁の下の力持ちとしてさまざまな場所で働いている産業機械に、エアコンプレッサーがある。空気を圧縮し、それをさまざまな機器の動力源とするための設備機器の一種である。

 工場では、レンチやカッターなどのエアツールやその他さまざまな機器の動力源として。工事現場では、ブレーカーやコンパクターの動力源として。採石現場では、削岩機の動力源として。

 これら自体は定置状態で使用する機器以外にも、トラックや建設機械、鉄道車両などではブレーキその他の補機類を作動させるために、まさに必須の装置である。

 また単に動力源としての空気を圧縮するだけでなく、冷蔵/冷凍設備においては冷媒を圧縮する上でも無くてはならない。

 コンプレッサーはその用途に応じて、例えば模型塗装用のエアブラシに使う卓上サイズの小型機から大規模工場で使う大型機まで、さまざまなサイズとメカニズムを駆使して使われているという、まさに現代社会に無くてはならない存在なのである。

 コンプレッサーの構造は、その用途に合わせてさまざまなモノがこれまで登場している。

 その中でも最もポピュラーなものといえば、レシプロピストンタイプのコンプレッサーをエンジンやモーターで駆動するものである。このタイプは汎用性も高く何よりもシンプルである。

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