ゼンリンの道路データ、シンガポール企業の日本向けオンデマンドバスアプリに導入

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シンガポールのモビリティスタートアップSWAT Mobilityが、日本向けオンデマンドバスアプリにゼンリンの道路ネットワークデータを導入。複雑な道路事情の日本で、より高精度なルーティングが提供できるようになるという。

日本の複雑な道路事情を網羅

SWAT Mobilityが日本向けオンデマンドバスアプリに、ゼンリンの道路データを導入する(画像:SWAT Mobility)。
SWAT Mobilityが日本向けオンデマンドバスアプリに、ゼンリンの道路データを導入する(画像:SWAT Mobility)。

 モビリティスタートアップのSWAT Mobility(シンガポール)の日本法人は2021年6月3日(木)、日本向けオンデマンドバスアプリに、ゼンリンが保有する道路ネットワークデータを導入すると発表した。

 SWAT Mobilityは、高精度なルート最適化技術の開発や、最小の車両台数で複数の乗客を効率良く相乗りさせるルーティングアルゴリズムを駆使したオンデマンド相乗りサービスを世界7か国(シンガポール、日本、フィリピン、タイ、ベトナム、インドネシア、オーストラリア)で展開している。

 日本では、J:COM営業員を対象としたJ:COM MaaS(ライドシェアサービス)にアプリを提供しているが、入り組んだ狭い道や一方通行、時間帯規制といった複雑な道路事情ゆえに正確なルーティングの提供に時間を要していた。

 それが今回のゼンリンデータの導入により、より高精度なルーティングが可能になるという。具体的には、数センチ単位で保有する道路幅情報によって狭い道の回避も可能となり、特に都市部でのルーティングのさらなる最適化が実現。ラストワンマイルの荷物配達やフートデリバリーへのルーティング技術導入も予定している。

 さらに、対象エリアの道路事情把握などを含めたSWATサービスの導入納期を、従来の1~2か月程度から最短2週間まで短縮するとしている。

 SWAT Mobilityは日本を重点国と位置付け、企業向けの相乗り送迎サービスや地方自治体・交通事業者向けのオンデマンド公共バス導入を推進していく方針だ。