『トラック野郎』はもう古い! 近年、女性「大型ドライバー」が増えている 実に今っぽい理由
昨今、女性の社会進出が著しい。一昔前までは当たり前に男社会だった業界にも、新しい風が吹き込んできている。特に注目したいのが、国土交通省が最近主導している「トラガール促進プロジェクト」だ。
増加は「簡単になった」からだけではない
職場環境の整備と機器のサポートが充実してきているのは間違いない。だが、それだけでトラガールが増えているとはいえない。
例えば2014年アジアンルマンシリーズで世界初の女性総合優勝を成し遂げた井原慶子氏をはじめ、女性でも車やドライバーという仕事に憧れを持つ人は少なくない。
トラガール促進プロジェクトページでインタビューを紹介されている人のなかには、車の運転が好きで“念願かなって”ドライバーになったという人もいる。
好きなものに触れられる憧れの職業に就きたいというのは、人間だれしも思うものだ。それが正解なのかはまた別の議論になるが、現代はそれが許されやすい環境になったというのも、トラガールが増えつつある要因ではないか。
何かを“好き”と思う気持ちに男女・年齢の垣根は存在しない。状況と環境が許すのであれば、憧れの世界に飛び込みたいという気持ちを押しつぶさずにいきたいものだ。