『トラック野郎』はもう古い! 近年、女性「大型ドライバー」が増えている 実に今っぽい理由
昨今、女性の社会進出が著しい。一昔前までは当たり前に男社会だった業界にも、新しい風が吹き込んできている。特に注目したいのが、国土交通省が最近主導している「トラガール促進プロジェクト」だ。
「トラガール促進プロジェクト」とは
労働環境以外にも、女性トラックドライバーが増えている要因がある。それは前述の「トラガール促進プロジェクト」で、女性の運送業進出を促進するための広報活動だ。トラガールとは女性トラックドライバーのことを指しているが、
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「いかにもな一昔前のセンス」
が垣間見えるフレーズではある。
同プロジェクトでは、現役の女性ドライバーにインタビューを行うなど、取得免許の違いによる目指せる職種の違いを簡単に説明。業界に興味を持つ女性の背中を押す役割を担っている。
例えばページの中に掲載されている、「トラガール歴4年」の“Hさん”のインタビューが興味深い。彼女は高校卒業後、すぐに運送の仕事に従事。もともとトラックドライバーに憧れがあったというが、それでも仕事に必要な免許を取得できたのは「入社後」というから驚きだ。
入社後は先輩に荷物を持つ際の工夫を教えてもらい、慣れない運転の練習に付き合ってもらうなど細かなサポートを得て慣れていったという。昔の業界では考えられない手厚さだが、これもイマの当たり前。見て覚えろ、習うより慣れろの世界は、もう運送業界でも過去の話なのだ。
また同プロジェクトには、女性雇用を促進するための企業努力を紹介するコンテンツも充実している。例えば男女別の
・更衣室
・シャワールーム
・休憩室
を用意するなど、職場の環境整備を勧める内容。こうした企業努力を進めているところであれば、女性の応募が増えるのにも納得できる。一方で、“トラガール”が増えている理由は
職場環境の整備が進んできたから」
だけではない。