富士通と米AWSがモビリティ業界のDX加速で提携 「価値提供」のサービス開発を後押し
富士通と米Amazon Web Services, Incが、モビリティ業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)加速で提携。富士通のシステム開発のノウハウとAWS社のクラウド技術を組み合わせる。
2021年6月から日本国内でサービス開始

富士通は2021年5月12日(水)、米Amazon Web Services, Inc(AWS社)とモビリティ業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)加速に向けたグローバルにおける協業に合意したと発表した。
富士通がモビリティ業界で培ってきたデジタルツインやセキュリティの技術や知見と、AWS社のクラウドサービス(AWSクラウド)を組み合わせて、モビリティ企業のビジネス創出を支援するサービスをAWS社と共同開発し、AWSマーケットプレイスを通じて提供する。
AWS社のプロフェッショナルサービスを活用し、基幹業務やモビリティサービスのシステム開発・運用、既存システムのモダナイゼーションのサービスを、2021年6月から日本国内で開始。その後、ヨーロッパ、北米をはじめ世界へ順次提供する。
あわせて富士通のモビリティ業界を担当するシステムエンジニアを対象に、AWS社認定資格の保有者を新規に750人育成し、AWSクラウドを活用したシステム開発の体制を強化する。
モビリティ業界は変革期を迎えており、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を中心に技術革新が急速に進行。従来の車両提供から車両データを活用したサービスによる価値提供へモデルが大きく変化している。