最近の新型バイクから「公道最速」「峠最速」のキャッチコピーが消えた理由
現代、モーターサイクルの価値基準はその速さだけにとどまらない。しかし、かつて「世界最速」を競い合い、性能を進化させてきた華々しい歴史がこの業界にはあった
一時代を築いたモーターサイクルの未来とは
それまでは、小中排気量では市場をリードしていた日本製モーターサイクルが、大排気量分野での最速モーターサイクルの称号を得た瞬間だった。
現在、スーパースポーツモーターサイクル自体が、未来に向けての内燃機関の縮小と電動化との狭間の中で、その去就が取り沙汰されている。
100年近い長い歴史の中でひとつの時代を作ったスーパースポーツモーターサイクルにとって、もはや未来は明るくないのかもしれない。