iPhoneライクなすっきりデザイン! 25年発売「アップル」EVに注目が集まるワケ 既にテスラより人気だ
米アップルはiPhoneやMacなどの製品で、日本でも知らない人はいない企業だ。そのアップルが自動車業界への参入に向けて開発を進めていることをご存じだろうか。
「CarPlay」で存在感増す
アップルは今回の報道以前から、すでに自動車業界での存在感を強めている。
2022年6月に開催された年次開発者会議「WWDC」にて、日産やホンダのほか、米フォードなどを含む、世界14社のカーブランドとともに車連携機能「CarPlay」を強化する旨の発表がなされていた。
CarPlayは2014年からiPhone向け基本ソフト「iOS」に搭載されている規格で、iOS対応のディスプレーを使って運転中にカーナビなどのアプリを使うことができるものだ。運転中にディスプレーを触ることはできないが、Siriなどを利用して音声入力で操作することも可能だ。
アップルは、2023年後半に発表予定の次世代CarPlayにおいて、運転席周りのすべての画面にiOSのコンテンツを表示できるようにするとしている。これまではiPhoneの画面をディスプレーに表示させる程度のものだったが、次世代CarPlayではさらに車両との連携が強化されるのである。速度計とタコメーターとの間に地図アプリを表示させるといった機能も実装される予定だ。
なお、2022年時点で米国の新車の98%がCarPlayに対応している。今後、より車両との連携度の高いCarPlayが開発されることで、自動車業界におけるアップルの存在感はさらに増していくことが予想される。