陸空ライバルなのになぜ? 「鉄道」「空港」が各地で乗り入れ・置き換えを進める業界事情

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年々利便性を増す、鉄道での空港アクセス。陸路と空路のライバル同士が、その連携を強めている。こうした傾向は、日本国内にとどまらない。

航空会社、短距離便を列車に置き換え

 航空会社としても、短距離で採算性の悪い路線を廃止したいが、とりわけナショナルフラッグとなるとそう簡単に路線の廃止へと踏み切れないという側面がある。

 そこで鉄道会社と手を組んで、短距離便を列車へ置き換えるという方法が生まれた。

 フランクフルト空港には、それまで近距離列車と長距離列車が共用していた駅とは別に、長距離列車専用の駅を新たに建設。1999年から運用を開始した。

 新しい駅は発着する列車の85%以上が高速列車ICEで、アメリカやアジアなど他国から到着した乗客は、あらかじめ発券した航空券を手にそのままICEで目的地となるドイツ各都市へ移動ができるという仕組みだ。

 フランスのシャルルドゴール空港やオランダのスキポール空港などでも、エールフランスやKLMオランダ航空が同様のサービスを行っている。

 現在は環境問題が声高に叫ばれるようになって、再び鉄道が脚光を浴びるようになっており、航空会社も生き残りを賭けて、今後各国でますます鉄道との連携が加速していくことが予想される。

 空港アクセスも、新たな段階へ進んでいくことになりそうだ。

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