静岡県の「3D都市」が実に胸熱! ヘリコプターで空間情報を計測、しかもオープンデータときたもんだ
静岡県は、海から山、都市部まで、全ての地物を3Dデータ化し、誰でも自由に使えるようにした。そのインパクトとは。
今こそ3次元点群データの利用推進を
3次元点群データの有効性は認められているものの、データの取得には多大なコストがかかる。また、位置データを持った点の集まりである点群は、データ容量が大きいため扱いづらい。
こういった理由から、一部では活用シーンが広がっているものの、まだまだ一般的に浸透しているとは言いづらい。そもそも、静岡のように点群データをオープンにしている自治体もかなり限られている。
3次元点群データをより身近なものにするためには、自治体だけではなく、国がデータ整備の指針を示すことが必要だ。
自然災害が増加し、大規模地震を危ぶむ声も年々高まってきている今、3次元データの利用を官民問わず推進することが喫緊の課題といえるだろう。