2022年は「EV元年」のはずじゃなかったのか? 「購入予定なし」9割の衝撃、納得の理由とは

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全国のドライバー1000人超に対して実施された「電気自動車に関するアンケート調査」によると、EV購入の予定は「ない」と回答した人の割合は86.3%。大衆車として広がりを見せるには、まだまだ課題を抱えている。

若者はなぜEVに関心を示さないのか

電気自動車のイメージ(画像:写真AC)
電気自動車のイメージ(画像:写真AC)

『日本の消費者はどう変わったか』(著:松下東子・林裕之、東洋経済新報社)が、現在の消費行動に関する興味深い考察をまとめている。

 それによると、コロナ禍によって世代を問わず人々の「こだわり」に対する復権が見られているという。しかし、「周りの人と違う個性的なものを選ぶ」という主張的な側面は弱い。派手な見た目やスタイリッシュさよりも、あくまで実用性で選ぶ傾向が強い特徴がある。

 そして、若い世代ほど「一般に普及してから」と考える割合が増えている。昭和や平成期の「若者=流行の最先端を追う」という特徴は、現代には必ずしも当てはまらないようだ。

 前述のEVに関するアンケートにも、その傾向を読み取ることができそうだ。大きな流行のうねりを経験してきた40~50代の消費者がEV普及をけん引し、大衆車の一角を占めるようになれば、若い世代に取っても選択肢のひとつに挙がってくるかもしれない。

 なお、同アンケートにおける20代回答者の「今は欲しくない(が将来的には欲しい)」「欲しいとは思わない」理由の割合は、以下の通りだった。

・車を買い換える予定がない:33.3%
・自宅駐車場(月極含む)で充電ができない:28.6%
・欲しい車種がない:16.7%
・出掛けた先で充電できる場所が少ない:4.8%
・EV車の価格が高い:4.8%
・充電に掛かる費用が高い:2.4%
・その他:9.5%

 価格をネックと感じる割合は、想像より少ないという印象だ。

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