「奈良に行くなら近鉄」達成なるか? 12月“攻めのダイヤ改正”に踏み切る近鉄の本気度

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近鉄が京都線で“攻めのダイヤ改正”を展開する。その背景には何があるのか。

JR西日本を意識する近鉄

JR西日本奈良線(画像:写真AC)
JR西日本奈良線(画像:写真AC)

 奈良アクセスという点では、近鉄とJR西日本が競合する。近鉄にとってはJR西日本奈良線(京都~木津間)を意識しているのは想像に難くない。

 国鉄分割民営化後のJR西日本奈良線は全線単線、各駅停車のみ運転されていたが、現在は快速サービスによる利便性向上、京都~城陽間、山城多賀~玉水間が複線化されている。

 JR西日本ホームページによると、踏切や一部の駅の改良工事が完了する2023年春に複線化事業の開業を予定しているという。これに合わせて抜本的なダイヤ改正を行うことも考えられる。

 おそらく、近鉄ダイヤ改正前日の2022年12月16日14時に、その詳細が明らかになるはずだ。JR西日本がどのような手を打つのかが注目される。

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