日本入国緩和で露呈した深刻な「空港スタッフ不足」 出発遅延たびたび、インバウンド殺到に応えられぬ過酷な現実とは

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ついに「開国」した日本。しかし、コロナ前と同じ感覚を引きずる日本は後手に回っている感が否めない。

早く日本に行きたい外国人たち

韓国のLCCエアプサンは増便ラッシュ(画像:シカマアキ)
韓国のLCCエアプサンは増便ラッシュ(画像:シカマアキ)

 日本の水際対策緩和直後にこんなに早く外国人旅行客が戻るとは、日本では想像以上だったのではないだろうか。しかし、コロナ禍で世界のスピードは速く、コロナ前と同じ感覚を引きずる日本は後手に回っている感が否めない。

 例えば、韓国から日本への旅行者が今まさに「殺到」している。韓国の格安航空会社(LCC)や大韓航空などは次々と増便、機材大型化を進めているが、それでも需要と供給が追いついていない。

 筆者(シカマアキ、旅行ジャーナリスト)は2022年10月後半に韓国へ出張した際、現地で「日本へ早く行きたい」という声を多く聞いた。日本行きの便は満席で、9割以上が韓国人だった。日本人がいまだ円安やコロナ禍などを考慮し、海外旅行を様子見しているように感じられるのとはあまりに対照的だった。日本行きの航空券、その運賃も高騰している。

 国際線は現在、全国10空港のみ受け入れている。だが今後は地方空港にも受け入れが広がる予定だ。セキュリティー面でも厳しい航空業界の人材確保は、容易ではない。まだしばらくの期間、混乱が続くだろう。

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