「まるで血痕」 大阪万博のナンバープレートデザインに賛否両論 そもそも限定プレート作る意味あるのか

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2025年日本国際博覧会(大阪万博)の特別仕様ナンバープレートの交付が始まった。デザインをめぐっては、インターネット上で賛否両論の声が上がっているようだ。

五輪に比べて盛り上がり欠ける?

東京都千代田区の都道府県会館で行われた。大阪万博ポスターの一斉掲示の様子(画像:徳島県)
東京都千代田区の都道府県会館で行われた。大阪万博ポスターの一斉掲示の様子(画像:徳島県)

 前述した通りこれまでのイベントナンバープレートは、ラグビーW杯や東京五輪などの国際スポーツ大会で、全国で応援するムードが醸成されるイベントだった。

 これらの大会と比べると熱いファンが少ないかもしれないが、しかし万博もまた世界的なイベントである。

 先に紹介したツイッターの投稿に「このナンバープレートは大阪以外で走れないと思う」というものもあったが、実際には約3年間の期間限定で“全国”で交付される。

 実際、大阪府以外でも、万博プレートを装着したことを報告するツイートも見られた。

大阪万博、何が見どころなのか

 さて、大阪万博は一体どのようなものなのか。

 テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。2025年4月13日(日)から10月13日(月)の184日間開催され、想定来場者数は約2820万人、経済波及効果は約2兆円(試算値)となっている。

 万博は、世界中の英知が集まる場で、1970(昭和45)年にアジアで初開催となったのが日本だ。

 万博で発表された過去の最新技術として、1853年の米ニューヨークでエレベーター、1876年の米フィラデルフィアで電話、1970年の大阪でファミリーレストラン・ワイヤレステレフォン・電気自動車・動く歩道、そして2005(平成17)年の愛知でICチップ入り入場券やAED、ドライミストなどがある。

 今や当たり前の社会インフラとなったエレベーターやファミリーレストラン、AEDなどが、先端技術として紹介されていた。また、1970年時点で現代に続く電気自動車の基礎が紹介されていたのもあらためて感慨深い。

 今回の大阪万博で注目の中心となっているのが、IoT、人工知能、ロボテクス、ビックデータなど、これからの自動運転やまちづくり、インフラ事業など、切っても切り離せない分野だ。

 空飛ぶクルマの出展も予定されており、万博へ行けばそのテーマ通り未来社会を肌で感られるのではないだろうか。

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