昭和レトロだけじゃない! 近年人気の「ドライブイン」、ツウなら知ってる真の実力とは
昭和レトロブームに乗って再注目を浴びているドライブイン。その真の魅力とパフォーマンスとは?
「オアシス」としてのドライブイン

一方、ドライブインは、道の駅ほど客が集まりそうもないところに立地している。これが、現在における「一番の価値」といえるだろう。
例えば、群馬県下仁田町にある「茂木ドライブイン」は、まさに峠の茶屋のような山間部に立地している。周囲に店舗も少ない道路沿いで、いざというときに休憩を取るための「オアシス」と呼べる。
多くの客数は望めないが、コンビニなどが少なく、休憩が困難な地域に存在するドライブインは、いざというときのセーフティネットとして、今後も存続していく価値があるだろう。
また、現在も営業を継続しているドライブインは同業者との競争を勝ち抜いてきただけに、概して食事がおいしい。決してレトロだけではない。今でも現役の業態なのだ。