コロナ禍なのにむしろ増収! 元Jリーガー志望の社長が「駐車場予約アプリ」で大躍進を遂げたワケ

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モビリティ分野のスタートアップ企業にインタビューするシリーズ企画。第5回目は、駐車場予約アプリ「akippa」を運営しているakippa株式会社(大阪市浪速区)の代表取締役社長CEO・金谷元気氏。

都内、毎秒6万件超の路上駐車を解消せよ

akippaのアプリ画面(提供:akippa)
akippaのアプリ画面(提供:akippa)

 2013年当時、日本における自動車の保有台数は約8000万台だったが、コインパーキングは470万台しかなく、時間貸し駐車場は明らかに不足していた。そして、路上駐車は東京都で6万3000件、大阪府で3万1000件が「毎秒」発生していた。

 一方で、「月極駐車場」「マンション駐車場」「空地・さら地」など、自動車3000万台分以上の空きが日本全国にあることが、市場を調査するなかで明らかになった。

 駐車場問題を解決するアイデアとして生まれたのが、ネット上で駐車場を貸し借りするサービス「akippa」だ。だが、このとき社内にはエンジニアがおらず、すぐには形にできなかった。

 システム構築ができる人間を探さねばならなくなった金谷は、社員とともに描いたスケッチブックにアプリのイメージ図を、コワーキングスペースで知り合ったエンジニアに見せて、力説した。すると、力を貸してくれるエンジニアが現れ、金谷のイメージを具現化してくれた。

 しかし、ネット上で探し当てた遊休地をパーキングにしたakippaの初月の売り上げは、たったの「2万円」であった。

「akippaのサービスが開始する前には資金的にかなりひっ迫した状態に追い込まれたことがあって。ベンチャー・キャピタル(VC)に電話をひたすら掛けて6500万円もの出資をいただけたこともありました」(金谷)。

 まだ何もない会社で、ただ人柄が買われた。金谷の引きの強さを物語るエピソードだ。

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