北海道新幹線の延伸に地元ブチ上がり! 「新駅コンセプト」に垣間見える、尋常ならざる気合いとは

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北海道新幹線が2030年度に延伸されて、札幌と東京が結ばれる。札幌駅はもちろん、停車予定の新八雲(仮称)、長万部、倶知安、新小樽(仮称)の各駅も、早くも色めき立っている。

停車駅、コンセプトににじむ気合い

小樽駅(画像:写真AC)
小樽駅(画像:写真AC)

 北海道内で電車が止まるのは、函館北斗駅を発車して次が新八雲(仮称)、そして長万部、倶知安、新小樽(仮称)と続くのだ。

 この4駅も早くも駅デザインを発表するなど、意欲的な動きを見せている。

 新幹線駅ができる4市町は2022年7月、 「新幹線駅を活用したまちづくり四駅合同会議」を初めて開催した。

 JRTT (鉄道・運輸機構) の呼び掛けで開かれたもので、各自治体をはじめ国土交通省、JR北海道、有識者など約130人が出席した。

 席上、各自治体の新幹線担当者がこれまでの取り組みを報告するとともに、各駅のデザインコンセプト、駅周辺の整備の検討状況などについて意見が交わされた。

 以下、各駅のデザインコンセプトを述べると――。

・新八雲駅:「牧場の中にある駅~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」
 “二つの海”とは、八雲町が太平洋と日本海の両方に面していることを指す。
・長万部駅: 「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」
・倶知安駅:「羊蹄の四季の恵み~ふるさとと世界が出会う駅~」
・新小樽駅: 「浪漫(ロマン)が薫る温もりと心地よさを感じる駅~まちの記憶を未来へ~」