キャピタランド、国内初の物流施設「相模原南橋本ロジスティクスセンター」を相模原市に竣工
南橋本駅から徒歩5分
シンガポールの上場不動産会社キャピタランド・インベストメント・リミテッドの日本法人であるキャピタランド・インターナショナル・ジャパン(東京都千代田区)は10月7日、三井物産都市開発(港区)と共同で開発を進めてきた物流施設「相模原南橋本ロジスティクスセンター」の竣工(しゅんこう)式を行ったことを発表した。
本物件は、圏央道の相模原愛川ICから約8kmに位置。相模原市は人口72万人を抱える政令指定都市で、交通や社会インフラ、アメニティーの利便性から若年層の人口流入が増加傾向にある。さらに、リニア新幹線開設による開発・経済シナジーで物流マーケットとしてのさらなる成長が見込まれている。
建物はJR相模線の南橋本駅から徒歩5分の距離で、
・鉄骨造耐震地上4階建
・延床面積:6826坪
・有効天井高:5.5m
・床荷重:1.5t/平方メートル
となっている。また環境配慮の観点から、CASBEE「Aランク認証」を取得。特に最新のタブレット制御型人感センサー付発光ダイオード(LED)照明で電気料金を削減すると同時に、企業のオペレーションに応じた詳細な照明を設定できる。加えて、近隣住民も利用可能な非常時のかまど型ベンチ設置など、SDGSに配慮した設計となっている。
キャピタランド・インベストメント日本代表であるタン・ライ・セン氏は、
「弊社の海外での長年にわたる物流施設投資開発・運用実績を生かし、三井物産都市開発株式会社とのパートナーシップの機会を得、日本での第1号物流施設を竣工することができました。急成長を遂げているE-コマースセクターにけん引され、日本においても物流施設への需要が今後も継続していくと確信しています。現在、大阪府茨木市にて第2号、東京都羽村市にて第3号施設に着手しており、今後も国内主要都市での物件への投資機会を積極的に増やしてまいります」
と、同社ロジスティクス部門ヘッドである鳥越豪郎氏は、
「都市型物流施設で優れたアクセスをもつ立地でありながら環境に配慮した最新の当施設は、企業の物流運営に加え、ブランドネームにも貢献でき、現在、複数の企業より引き合いを得ています。今後も弊社のディールソーシング力・ネットワーク力を生かし投資を加速させ、物流不動産プレーヤーとしてのプレゼンスを高めていきます」
と述べている。