買いたくなる「事故車」とは何か? 市場価格アップに奮闘、さいたま市の販売会社をご存じか
「事故車」なのに買いたくなる? 市場価格アップに奮闘する販売会社、支持され続ける理由とは
循環型社会という価値観にマッチ
「CARTENDAR」は現時点で千葉、静岡、大阪、九州、広島に直営店がある。車両の修復はさいたま市の自社ファクトリーで一貫して行っており、年間の作業台数は600台を超えるという。
ファクトリーでは、人材の面でも熟練の技術を持つ板金職人や塗装職人といったクラフトマンを積極雇用し、ダメージ車の補修以外にも一般整備も受注している。
修復段階での作業内容の透明性を高めれば、たとえダメージ車であっても確かな商品性を持たせることができる。
こうした考え方はこれまで、コストに合わないという一言で片付けられて来たことではあったが、資源保護や循環型社会の実現に向けて大きく動き始めている今の時代にマッチしている、新しいビジネススタイルであると言ってよいだろう。