国内初 台湾ファミリーマートが「EV移動販売車」開発も 普及に立ちはだかる「三つの課題」

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台湾ファミリーマートは、EV関連サプライヤー15社と共同で開発した電動移動販売車「FamiMobi」を8月末から運用する。コンビニによるEVでの移動販売は台湾で初となる。

EV移動販売に期待

電動移動販売車「FamiMobi」(画像:台湾ファミリーマート)
電動移動販売車「FamiMobi」(画像:台湾ファミリーマート)

 温室効果ガスの排出削減が世界的な流れとなり、台湾では観光地などを巡るシャトルバスとして2020年以降、離島の澎湖県、港町の高雄市で運行されてきた自動運転の小型EVバス「WinBus」や、2020年9月に台北市信義区でサービス業従業員向けの深夜・早朝バスとして導入された自動運転小型バスなど、企業によるEVを活用したサービスの提供を政府が支援している。

 これまでは乗客を乗せる交通手段としてのEV活用が中心だったが、FamiMobiによる移動販売は小売業者が販売サービスにEVを活用する初の事例であり、消費者にさらなる利便性をもたらすことが期待されている。

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